なんてことはなく
ブログを放置してほぼ二年経った。
根性も甲斐性もさらには文才も無いオンナなのでまあこんなもんだ。
だから毎週でもブログを更新してくれるアイドルはありがたいし。毎日個人ブログを更新してくれる自担はすごい。いつもありがとう。
2019年になり、新元号や新札のデザインが発表された。『令和』て。『渋沢栄一』て。
馴染まんなあ。
だって令和になって15年くらい経てば『令和生まれ』のアイドルが生まれるんでしょ?ダウンタウンやタモリにやや照れた様子で「令和生まれの末っ子で……」って言うんでしょ?ちょっと何言ってるか分からない。で、その時の自分の年齢を計算した時の絶望よ。ちょっと何言ってるか分からない。
世は平成を惜しむ流れだ。「平成最後の」を枕詞にセールや特番やエトセトラエトセトラ。
ようやりよるわ。とチャンネル回したり店を回ったりしている。チャンネル回すって感覚今の子分からんやろ。切な。
「最後の」といえば、関ジャニ∞の2018年は「最後」という言葉がついてまわった一年だった。もちろん渋谷すばるに関しての事項でこの言葉はついた。大抵は『最後の番組出演』で結ばれる。
今さらという感覚は否めないが思いでも綴ってみますか。平成最後なのだし。
脱退を聞いたときはもちろんめちゃめちゃ、今この瞬間にでも頭の血管が切れたり、心臓が破裂したり、まあなんか致死的ななんかで死ぬのでは?ってくらい悲しくて泣いた。その日は母親とドライブで遠出していたので母にはまじで申し訳ない。後半ずっと泣いてたから。ごめんね。でもそれくらい悲しいし、車中で流れてた『Baby Baby』は一生忘れられない。歌詞も歌詞だし。
でも何故か頭の隅では「来てしまったかこの時が」という考えも私にはあった。それは私がここ最近エイトにハマった新規新参者であるからかもしれないし、私から見たエイトのカタチ、渋谷すばるという人物の見解がそうだったからかもしれない。別に答えは求めていない。
やはり行ってしまうのか、君は。
そう思ったんだよな。いや誰?どこの恋愛漫画の噛ませ犬だ?という感じだが。
公式で発表されてから即記者会見だったので悲しみが宙ぶらりんということなく実感を以て悲しみがやってくる。
悲しいけどメンバーの面持ちが私らとなんら変わらんくてそれがちょっと面白かったな。
泣いてる人もいればぶすくれてる人もいるし、泣くまいと笑ってる人もいる。
どこまで人間くさいんだ。どこまでかっこいいんだ、この人らは。
この人たちも悲しんだんだな。と安心したりもした。
Twitterを見てタイムラインを作ってる方々が泣いてて、テレビをつければどこもスーツで横並びに座る自軍がいて。逃げ場がねえなと途方に暮れて。珍しく布団の中で泣いたりして。すごい一日だったな。とあの日を思い返して思う。
私という人格の話になるが私は怒ってても悲しんでても一晩寝れば大体リセットするように出来ている。それが歯がゆい時もあったりする。怒りが持続しないストレスって結構ある。
が、今回はそれがプラスに作用した。
なんだかすっきりと朝起きた。もちろん悲しいけど決まってしまったものは仕方がない。泣いてもそれが覆ることはない。それなら残りの日々を惜しみつつも楽しむしかないのだと、多分心がそう思ったんだと思う。頭では何も考えてはいなくとも。うんうんそうに違いない。
バイト先でも聞かれることはあったけどそれとなく流していつもの日々を過ごしていった。
そして本当の最後の日。関ジャニ∞の渋谷すばるとさようならをしなくてはならない日。テレビの前で正座して聴く『LIFE〜目の前の向こうへ〜』。錦戸くんの涙や大倉くんの振り切ったような笑顔、ここに来て泣かない横山さんとか。すべてがそれ即ち関ジャニ∞である。という空間が出来ていた。悲しいと好きが一緒くただ。母親の作る野菜炒め。もはや。ちくわとかさつま揚げとか入るやつ。冷蔵庫の在庫整理。
でも本当に。結構さっぱりしてた。私自身。
「さ、次行こう」って感じで。何をもって「次」なのかはまったく分からないのだけど。
関ジャニ∞が、渋谷すばるが前に進みたがっていたからかもしれない。それを早く見たかったかもしれない。そんな気がする。
そんな感じで私の7人の関ジャニ∞は終えたのです。
で、現在。
2度目の6人のドームツアーが発表され、(腸閉塞回を除く)私は行く気マンマンで日夜『オレンジ色の夏服』を吟味している。西加奈子のエッセイを読んで「『円卓』のときみたいな丸ちゃんまた見たいな」と思ったりしている。未来を夢みたり過去を振り返ったり。
それでいいんじゃないかな。過去を惜しむ時間もあるしこれからを楽しみにする時間もある。
それでいいよ。私は。オタク楽しんでこうぜ。
令和元年が『十五祭』なの、心底かっこいいよね。ぜってーーー行ってやっかんな。エイトもみんなも楽しいツアーになることを祈って。
2019.4.10 Wed かん